逆転したイオンバランス
世の中で、取り立てて気にしない存在のことを「空気のようなもの」と言うことがあります。 ところが今、その「空気」の善し悪しが大いに議論される時代になったのです。 悪い空気(プラスイオン)を吸うか、良い空気(マイナスイオン)を吸うかで人の健康が大きく左右されるからです。 私たちは、日常空気を吸うことで自らの複雑な生体を維持しています。 空気には、窒素、酸素、炭酸ガス、水素といった元素がそれぞれの割合で混合されており、それらを一緒に体に取り入れています。 ここで大切なことは、この呼吸の際、それぞれプラスイオンとマイナスイオンも同時に取り入れているいうことです。 大気中のイオンの状態が、常にバランスが保たれていればよいのですが、今はそのバランス(中性)が保てなくなっているのです。 アメリカで発表されたデータによると、二十世紀初頭、大気中のイオンはプラスイオン1に対して、マイナスイオンは1.2でした。 ところが現代の大気の状態はプラスイオン1.2に対して、マイナスイオン1という割合です。 わずか一世紀の間に、イオンバランスが逆転してしまったのです。 今の私たちの生活環境はプラスイオンに取り囲まれ、埋め尽くされているのです。 このような状態になってしまったのは、地球が本来持っている自然環境の回復能力を、私たちが作り上げた文明、それも欄熟し尽くした近代文明によって破壊してしまった為です。 具体的には、日々、自動車が撒き散らす排気ガスがその代表です。 これはプラスイオンを増殖させる最たるものです。 その他、工場から排出される各種の煤煙、汚染された河川や酸性雨、ゴミの焼却時に発生するダイオキシン、農薬、各種食品添加物(科学物質)、毒性を持った新建材の接着剤(ホルムアルデヒド)、その他もろもろの日用品に使用される有機リン化合物質、宇宙の果てから放射されてくる放射線もプラスイオンを増やす現況です。 されに破壊されたオゾン層から降り注がれる紫外線もプラスイオンを作り出す大きなファクターになっています。 また、この30年間、急速に普及したテレビやコンピュータ、電子レンジなどの各種電気・電子機器から放出される「電磁波」もプラスイオンの仲間です。 これらの重層的な影響で、マイナスイオンは激減し、プラスイオンばかりが目立って多い大気環境が作り出されたのです。 このようにしてわずか100年の間に空気中のイオンバランスは崩れてしまったのです。 |